体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

足の指の付け根が痛いのは?親指や中指にも症状が出たら?

足の指の付け根が痛いのは?親指や中指にも症状が出たら?「足の指の付け根が痛い」と感じたことはありませんか?親指の付け根(第一中足趾関節)、もしくは中指などにも同じような症状が出たら、まず「痛風」の可能性が非常に高くなります。この病名はご存知の通り「風が吹いただけでも痛む」という独特の痛風発作に由来するものです。

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長年の不摂生で尿酸値が高い状態が続くと、関節内で針状の結晶を作り、それが次第にたまって行くことで痛風性関節炎を起こしてしまいます。ある日突然起こる発作は、もちろん風だけではなく、ちょっとした刺激によっても激痛を伴うため、歩くことすら難しくなります。動かしたり触れたりすることもできませんし、靴下や靴を履くことも不可能という状態に陥ります。

 

この病気の一般的なイメージとして、左右どちらか一方の「足の親指の付け根が痛む」というものがありますが、症状が及ぶ場所は必ずしも足の指だけとは限りませんので、どうぞご注意下さい。
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足の指の付け根の痛み以外にも

痛風発作は、60%程度が足の指(親指や中指)の付け根の激痛ですが、他の指に症状が及ぶことも珍しくありません。また、足の甲やかかとの部分、くるぶし、アキレス腱の周囲の他、ひざやひじ、肩、手の指の関節にまで痛みが襲ってることは十分考えられることです。

 

夜中から明け方に突然発作が起こることが多いのも特徴です。2~3時間痛みが持続した後、患部が赤く腫れたり、熱を帯びてきますが、皮膚の色が紫がかったり、赤黒く変色することもあります。

 
足の指の付け根
 
また、倦怠感などの全身症状も現れ、38℃以上の高熱や悪寒が襲ってくることもよくあることです。こうした症状は、2日も経てば徐々に楽になり、1週間ほど経てば嘘のように全ての症状が消失します。しかし、この病気の根源にある「高尿酸血症」が改善されない限り、痛風発作は必ず繰り返されます。

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足の指の付け根の痛みは鈍痛程度の場合も

痛風発作の背景には、必ず「高尿酸血症」という怖い病気が隠れています。いわゆる生活習慣病と呼ばれるもので、アルコール摂取量の多さや食べ過ぎによる肥満、プリン体を多く含む食べ物の大量摂取などが原因で起こるものです。

 

その他、精神的ストレスや外傷、外科手術のあとなどに痛風が起こる可能性もあります。足の指の付け根が痛いというのも、必ずしも激痛が襲ってくるとは限りません。鈍痛程度や無症状の場合もあります。しかし、このようなケースでは、高尿酸血症に気づくきっかけを失うため、自覚がないまま病気が進行してしまう危険性があります。

 

合併して起こる「尿路結石」「高血圧・高血糖・高脂血症」「虚血性心疾患」「脳血管障害」「腎機能障害(痛風腎)」「腎不全」などが悪化の一途をたどり、心筋梗塞や脳梗塞などの、いわゆる「動脈硬化性疾患」や、腎臓の機能が完全に失われ、「人工透析」が必要になることも珍しくない、怖い病気なのです。

 
人工透析
 

突然の発作が襲ってきたら

激痛を伴う突然の発作が起こった場合、対処方はほとんどありません。「我慢して、ひたすら痛みに耐える」というのが一般的です。触れることもできませんので、マッサージなどを施すこともできず、市販の鎮痛剤を服用したところで、痛みが治まることもありません。

 

唯一できることがあるとすれば、「足を心臓より高い位置に上げ、患部を冷やすこと」くらいです。仰向けに寝たら、クッションなどを足の下に挟んで、そのまま安静を保って下さい。足の指の付け根が痛くて「我慢するのもやっと」という状況ですが、冷感湿布を貼ったり氷を使って冷やすことで、痛み自体が軽減されるはずです。

 

症状が落ち着くのを待ってから早めに医療機関を受診して下さい。発作の頻度は1年に1回程度の場合もありますが、治療しないで放置すればその間隔は確実に短くなるとともに、合併症の進行が心配されます。

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