体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

下腹部の張りやガスが溜まった感じ、さらに腰痛があれば!?

下腹部の張りやガスが溜まった感じ、さらに腰痛があれば!?下腹部の張りやガスが溜まった感じが続くようであれば、「大腸がん」を疑う必要も出て来ます。さらに腰痛を伴うことも多く、ただの便秘だと楽観視することはできません。大腸がんも他の臓器がんと同様、早期発見するのが非常に困難な病気なので、職場や各市町村などで実施されている「便潜血検査」が何よりも大事な手がかりとなります。主な症状としては、血便や下血、腸の狭窄による便通異常が見られますが、がんが小さい時にはほぼ自覚症状らしきものはありません。従って、下腹部の張り、ガスが溜まったような膨満感、腰痛などを感じるような場合は、すでにかなり進行している可能性が高いと言わざるを得ません。また、「腹部腫瘤」といって、お腹にしこりを感じてはじめて異変に気づくことも珍しくありません。2020年には、全てのがんの中で罹患者数がトップに立つとの予想もあり、最も警戒すべき病気ともいえます。

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下腹部の張りやガスが出ない状態が続くと?

まず、大腸という臓器は、長さが1.5~2.0mもあるため、盲腸をはじめとして、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S字結腸、直腸という名前で呼ばれ、病名では、直腸がん以外を結腸がんと呼んでいます。肛門に近い直腸とS字結腸にできるがんが約6割を占め、この部分のがんが大きくなると肛門やお尻に放散するような痛みが出たり、腹痛を感じることもあります。ただし、これといった痛みや出血、便通異常などの自覚症状がない場合でも、急に下腹部の張りや腰痛を感じたり、ガスや便も一切出なくなるといった症状が現れることもあります。これは「腸閉塞」を起こしている証拠で、ひどい場合は救急車で運ばれて緊急手術ということにもなりかねません。S字結腸や直腸の場合は、内腔が狭くなることで便が細くなったり、いつも残弁感を訴えることも珍しくありません。出血に関しては、肛門に近いため鮮紅色の下血や血便などに比較的気づきやすい特徴があります。

 

結腸がんの症状はわかりにくい!

特に盲腸や上行結腸など体の右側にある部分では、出血があってもがんに気づくのは困難とされています。排便後に肉眼で確認しても、多少の出血では便の色が変化しているようには見えません。また、血液が胃酸などと混じりあった黒色便が排泄されることも予想されます。もちろん出血が続けば、鉄欠乏性貧血の症状を伴います。S字結腸や下行結腸のがんは比較的腹痛や便秘を伴いやすく、腸の狭窄が高度になるとガスが出ない状態になって、下腹部の張りが強く感じられる特徴があります。もちろん腰痛なども珍しくありません。横行結腸の場合は、がんの発育方向が腸管の外へ向かう傾向があるため、腸の狭窄が起こりにくく、下腹部の張りやしこりを感じるまで、全く異変に気づかないケースも目立ちます。大腸がんは比較的「大人しいがん」といわれていますが、腹部腫瘤を感じるようになれば、非常に危険な状態であることは明白です。

 

鑑別すべき病気には、虚血性腸炎、大腸憩室炎、潰瘍性大腸炎、クローン病などがありますが、出血は痔の病気と間違えやすいため、要注意となります。いずれにしても、ガスが出ない状態が続いたり、下腹部の張りや腰痛が持続するようであれば、早めに消化器内科で検査を受けることをおすすめします。

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