体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

お年寄り(老人)の背中が曲がるのは骨粗鬆症の場合も!?

お年寄り(老人)の背中が曲がるのは骨粗鬆症の場合も!?お年寄り(老人)で、「背中が曲がる」という症状があれば「骨粗鬆症」を疑ってみて下さい。高齢になれば背骨の間にある椎間板が薄くなって、背中が曲がったり、腰が曲がったりして、身長が低くなることはよくあることですが、身長が2cm以上低くなったら、この病気の可能性があります。骨粗鬆症という病気は、基本的に骨折を起こして初めて症状が現れてきますが、とくに背骨の圧迫骨折などは、本人が知らない間に骨が潰れてしまって痛み自体を感じない「形態骨折」を起こしていることも多いのです。背中が曲がるという症状以外にも、腰や背中に違和感を感じていたり、多少の痛みがあれば、身長が低くなっていないか、チェックしてみましょう。お年寄りの方で、4cm以上低くなっている場合、骨粗鬆症による圧迫骨折を起こしていると見て、治療を開始する必要があります。

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背中が曲がる以外にも!

骨粗鬆症は、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気ですが、骨密度(カルシウムの含有量)が低下したり、骨質(コラーゲンの状態や石灰化度)が悪化することで、骨に「すが入る」といった異常が見られます。その中でも、特に骨折しやすいのが背中や腰、足の付け根、肩、手首の4カ所といわれています。この部分は全て、硬いスポンジ状の「海綿骨」で、表面積もかなり大きいため、破骨細胞による骨吸収が盛んに行われています。よって骨粗鬆症の人の場合、最も影響が及びやすい部分といえます。特に老人の方で、脊柱の圧迫骨折を起こしている場合、本人が全く気づいていない形態骨折が多いため、背中が曲がったり、腰の角度が変化して見えることで、ようやく確認できるようになります。

 

痛みが強く出ることも

軽い転倒や長時間電車に揺られたりするだけで圧迫骨折を起こし、強い痛みが襲う「臨床骨折」も珍しくありません。ちょっとした刺激で骨折してしまうのは、骨粗鬆症であるお年寄り(老人)には比較的多いことです。ひどい場合、背骨や腰が極端に湾曲し前傾姿勢になるため、身長がかなり低くなって、見た目年齢もはるかに高くなってしまいます。もちろん前傾姿勢になれば、心臓や肺、胃、腸などを圧迫することも明白です。呼吸機能が低下したり、心不全、胸焼け、便秘などが付きまとうのは必至ということになります。足の付け根、いわゆる「大腿骨近位部骨折」では、歩くことができなくなり、介護を要する程になる恐れがあるため、骨粗鬆症の方は早期に治療を開始する必要があります。

 

骨粗鬆症の危険因子

この病気を発症しやい危険因子は様々なものが挙げられます。特に女性の場合、45歳未満の早期閉経や卵巣の摘出手術を受けている人は罹患する確率が高くなります。それは女性ホルモンのエステロゲン(卵胞ホルモン)に骨吸収を抑制する働きがあるため、この分泌が減少したり、無くなってしまうと、骨粗鬆症に罹りやすくなるからです。また、加齢によるものだけでなく、カルシウム不足をはじめとする偏食や、多量のアルコール摂取、運動不足、日光を避ける生活、喫煙、無理なダイエットなども危険因子とされています。予防策として、タンパク質やカルシウムはもちろん、ビタミンD、K、B群などは必須とされていますので、多くの食材を満遍なくとることも重要です。比較的若い人でも、お年寄り(老人)のように背中が曲がる可能性は大いにあるため、しっかりと対策を考えましょう。

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