体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

パソコン作業の正しい姿勢・位置や高さ調節で肩こり解消!

パソコン作業の正しい姿勢・位置や高さ調節で肩こり解消!パソコン作業を長時間行う人は「肩こり」や「眼睛疲労」になりやすいといわれています。ですから、正しい姿勢をとったり、パソコンのディスプレイやキーボードの位置や高さを見直すことは大切です。肩こりは正式には「頸肩腕症候群」といい、その原因は首や周辺の血行障害による筋肉疲労にあります。そして、痛みが出る人と出ない人の違いは「運動不足による筋力低下」「精神的ストレスがたまりやすい環境や生活」「悪い姿勢」の3つだといわれています。

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また、パソコン作業による「テクノストレス」も問題となっています。これはいわゆる「ハイテク機器による作業への緊張や不安」です。時間が経つのも忘れるくらい作業にのめり込んだり、作業に対する苦手意識などがあると、心身は常に緊張状態になり、肩こりや眼睛疲労などの悪循環に陥ります。その他、机なども目が疲れない位置や高さに調節してあげるだけで不快な症状を解消できます。

 

目次

パソコン作業の姿勢を見直す!

パソコン作業を行う際は、椅子に深く腰掛けた時、足裏が床面にしっかり着いているかをチェックします。ひざの角度はほぼ90度がベストです。浅く腰掛け、のけぞるような姿勢は首や肩、背中にまで負担がかかってしまいます。背もたれに関しても、背筋を伸ばしてもたれかけた時、5~10度程後方に傾くようなものがベストです。背もたれに柔軟性がなく、垂直で硬いものは疲れがたまりやすいので要注意です。ですから、机を購入する時などは、まず椅子の高さが調節できるタイプかどうかも判断基準になります。机の高さもひじを90~100度曲げて手を置いた際、違和感がないかなども確認しておきましょう。机や椅子の高さは正しい姿勢を保つための大きなポイントになります。

 

キーボードの位置は?

まず、キーボードが使いやすい位置にあるか、チェックして下さい。タイピングは指先だけの動きだけでなく、腕や肩、背中を徐々に疲労させる作業です。手を置いた時の高さや机の広さなどによっては肩こりの原因となります。椅子に正しい姿勢で座り、そのまま手を置いた時にひじが90~100度程度に曲がるくらいが最適です。机の高さが自分に合っているかもチェックするポイントです。キーボードを置く位置の手間には15~20程度のスペースが必要で、タイピングの際に手首が疲れる人はリストレストを手の下に挟んで下さい。これを使用するだけで、キーボードと手のひらが水平になるため、腕や肩にかかる負担が全く違ってきます。

 

ディスプレイの高さは?

画面(ディスプレイ)の高さも非常に重要なポイントです。まっすぐ前を向いた時より、少しだけ目線が上がる位置に配置しますが、角度にして5度程度ですので、高すぎても低すぎても首が疲れて肩こりを引き起こします。ノート型の場合、逆に目線が下がりますが、姿勢が正しければ許容範囲に収まります。また、明るさも重要です。パソコンのディスプレイは非常に目を疲れさせるものですし、角度によっては照明の反射が目を直撃して大きな負担になります。眼睛疲労がきっかけで肩こりがひどくならないよう配置することが大切です。

目がゴロゴロするのはドライアイ!
 

パソコンの位置・高さ・姿勢以外にも!

オフィスや自宅の場合でも、空気が乾燥していないかチェックしておきましょう。また、長時間の作業では、まばたきを意識的に行うことでドライアイになるのを防ぐことができます。冷房が効きすぎていると、血行障害が起こり冷え性の原因にもなります。悪い姿勢でパソコン、スマホ、テレビゲーム、読書などに集中すると、目の毛様体が緊張して、一時的に収縮が困難になることがあります。目の前がぼやけたり、かすみ目の原因にもなりますので、姿勢にはとくに要注意です。肩こりの緩和・予防のためにも休憩だけはしっかり挟んで下さいね。

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