体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

後頭部の頭痛と首のコリや痛みは緊張型頭痛の症状!?

後頭部の頭痛

後頭部の頭痛と首のコリや痛みは緊張型頭痛の症状!?後頭部の頭痛や首のコリ、痛みを感じている場合は、緊張型頭痛の可能性があります。これは、一次性の頭痛の中で最も多いもので、男性、女性問わず、悩んでいる人が多いとされています。主な原因はストレスによって起こる、頭や首、肩のコリが痛みを引き起こしています。仕事などの重圧によって絶えず緊張感が続いていたり、不安や抑うつなどがあれば精神的ストレスはたまる一方ですし、姿勢が悪かったり、枕が合わない、首の筋肉が弱いことによって身体的ストレスをため込んでいる場合もあります。主に後頭部の頭痛や首のコリを感じている人が多いですが、頭全体を鉢巻きなどで締め付けられているような感じを受けたり、常に頭重感を感じている人も珍しくありません。痛みの程度は軽度から中等度ということで、寝込んだりすることは少ないですが、たまに起きる「反復性発作性」よりも「慢性」でダラダラ続く人の場合は辛さが一層募りやすいと思われます。

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目次

後頭部の頭痛や首のコリ、痛みが出る原因は?

私たちは普段、頭の重さを意識することは少ないですが、大体4kg程ありますので、大きなスイカくらいの重さが首や肩にのしかかっていることになります。緊張や不安は首や肩の筋肉を収縮させ、後頭部の頭痛や首のコリ、肩の痛みなどを引き起こすには十分な存在です。それに加え、精神的・身体的ストレスは首や肩の筋肉を緊張させるだけでなく、頭蓋骨を取り巻く筋肉も緊張させる要因になるものです。そうなると当然血流が悪くなって、老廃物がどんどんたまって行くことにより、筋肉を収縮させて神経を圧迫して痛みを引き起こします。頭の筋肉は鉢巻きのように頭蓋骨を取り囲んでいますので、全体を締め付けるような頭痛が起きるのは当然です。とくに、うつむき加減でデスクワークやパソコン作業をする場合、どうしても前のめりになって猫背のような状態になりやすいため、頭を支える首や肩にも相当な負担がかかっています。また、身体的なストレスは枕の高さが合っていないことでもたまって行きますので、日常生活での改善ポイントは決して少なくはありません。

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後頭部の頭痛や首のコリ、痛みを解消するには?

ストレスはある意味、「人間を成長させるもの」という側面を持っていますが、精神的にも肉体的にも疲弊がひどくなる前に手を打たなければなりません。とくに、緊張型頭痛の患者さんに多いのは、真面目で几帳面、神経質という性格の人が多いため、ストレスと闘うというより、受け流したり、解消するコツを覚える必要があります。「仕事などはいい加減にしておけば良い」という言い方はもちろんできませんが、人間根を詰めすぎると息が詰まってしまいます。この病気の最も厄介なところは、ストレスが首や肩、後頭部などの筋肉に緊張を生み、その緊張が今度はストレスを生むという悪循環から抜け出せなくなることです。自分や他人に対して厳しすぎる人は気持ちがいつも張り詰めている傾向があるため、少し寛容な心を持つよう、努力してみましょう。後頭部の頭痛、首のコリなどは性格により影響を受けていることを自覚しておけば良いと思います。

 

姿勢やストレッチ、枕などで改善!

長時間机に向かって作業をするときなどは、自分が前のめりになっていないか、常にチェックして下さい。パソコンを置く位置なども大きく影響しますので、キーボードに手を置いたときに一番楽な姿勢をとるようにして下さい。そして、1時間に1回は、必ず休憩を取ることです。胸を張った状態で首を前後に振ってみたり、肩に力を入れて思いっきり持ち上げたあと、ストンと力を抜くストレッチも効果が高いと言われています。また、ひじを曲げた状態で背中の左右の肩甲骨をくっつけるような動作もおすすめです。「天柱(てんちゅう)」というツボ圧しも効果的です。場所は首の後ろの筋肉と頭蓋骨がぶつかるところの両サイドにあります。自分でやってみるのも良いですが、頭痛の辛さを理解している家族の方に3分程度協力してもらうと、後頭部の頭痛や首の筋肉にも良い影響をもたらしてくれます。その他、枕は首にあたる部分より後頭部にあたる部分が低いものを選びます。そうすることで、目尻と耳の穴を結ぶラインが床と垂直になります。大きくて硬すぎる枕は厳禁といって良いでしょう。

 

緊張型頭痛による後頭部の頭痛、首のコリ、痛みなどは、温めて血流を良くしてあげると軽減する特徴があるものです。お風呂に入っても楽にならないという場合は、例えば偏頭痛が共存しているタイプかもしれません。いわゆる混合型頭痛というものですが、頭痛外来などで医師にできるだけ詳しく説明し、予防薬などによる改善策も必要かもしれませんね。いずれにしてもリラックスすることを心がけ、1日に30分~1時間程度は自分の好きなことをやるのが何よりの薬になります。

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