体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

血が止まらない病気・再生不良性貧血とは?

血が止まらない病気

血が止まらない病気・再生不良性貧血とは?血が止まらない原因の1つに「再生不良性貧血」という、国から難病指定されている病気が挙げられます。これは、血液を作る大元となる「造血幹細胞」が何らかの障害を受け、赤血球を作る機能が抑制されるだけでなく、白血球や血小板までも産生が減少してしまう病気です。私たちの体内を流れる血液は、多能性を持つ造血幹細胞が赤血球や白血球、血小板などに分化することで作られていますが、そのいずれもが減少してしまうと「汎血球減少症」を起こします。血小板は血液凝固因子として知られていますので、その数が著しく減ってしまうと、出血傾向とともに血が止まらないという事態を招きます。

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鼻血や歯茎からの出血が止まらないことも!

再生不良性貧血は急性に進行することもありますが、一般的には慢性でゆっくり進行するタイプの貧血です。顔色が悪くなり、動悸やめまい、体がだるいなど、高度の貧血症状を示します。血小板の減少により出血傾向が目立つようになりますが、例えば、皮膚に紫斑が出たり、血尿なども見られるようになります。鼻血や歯茎からの出血が止まらないといった訴えも多くなります。また、女性の場合は月経のたびに出血量が多くなって、その他の症状が重くなるのを繰り返すようになります。血が止まらないということは、もちろん出血多量で死に至ることもあるのです。

 

白血球減少も大きな問題に!

血が止まらないというのは命に関わる大きな問題ですが、もう1つ厄介なのが、白血球の減少によって自己防衛の力が失われることです。白血球は免疫機能を担い、体内に侵入してきた細菌などの異物を殺す役割を持つため、その産生が減少すると感染症を起こしやすくなります。そのため発熱で苦しんだり、「敗血症」に陥ることもあります。敗血症とは、血液中に細菌、または細菌が出す毒素が入り込み、全身に広がってしまった状態のことで、高熱や頭痛、下痢、黄疸、たんぱく尿、昏睡など、様々な全身症状を伴います。このような事態を未然に防ぐためにも、感染症に対する抗生物質の投与が行われています。

 

再生不良性貧血の病型

この貧血の場合、3タイプの病型があり、「先天性」「後天性」「特殊型」に分かれています。遺伝子異常などによる先天性のものを「ファンコニ貧血」と呼んでおり、後天性のものでは、化学物質、薬品、放射線の影響などが原因となっています。とくに塗料、接着剤、ベンゾールなどを取り扱う化学工場に従事している人や、放射線を扱う仕事に従事されている人などが発症しやすいと言われています。肝炎を起こした後などに現れる特殊型もあり、原因が不明のものもあります。いずれにしても、血液を作り出す骨髄の血液細胞がすべて減ってしまうため、骨髄自体が低形成となり、脂肪細胞と置き換わってしまうという怖い病気です。

 

血が止まらない時は輸血も!

ちょっとしたことで体に傷をつけてしまうと、血が止まらなくなり、輸血が必要となることもあります。原因が明らかにされているものでは、治療は比較的容易とされ、予後も良好とされています。ただし、重症度によっては骨髄移植が必要なケースもあります。軽症の範囲を超えてしまうと免疫抑制剤などの投与が必要かもしれません。再生不良性貧血は非常に厄介であることは間違いありませんが、定期的に血液検査を受けていれば早期発見、早期治療に入ることが可能となります。もし鼻血が止まらないなどの異常があれば、すぐにでも専門医に診てもらいましょう。

血が止まりにくい原因は白血病かも!?

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