体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

夜、子供の咳が止まらない・熱はないなどの症状は百日咳!?

子供 咳が止まらない

夜、子供の咳が止まらない・熱はないなどの症状は百日咳!?「夜、子供の咳が止まらない」という症状は、単なる「風邪」や「アトピー性喘息」などにも見られ、比較的多いものですね。ただし、「ほとんど熱はないのに何故こうも咳が続くのだろう」という場合は、「百日咳」の可能性も不定できません。今では、ワクチンの予防接種によって随分減ってきている病気ですが、子供の病気から除外することはできません。

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とくに乳児期の赤ちゃんの場合、「肺炎」「脳症」「窒息」などを合併し、重症化する恐れがあるため、咳が長引くときは疑ってみることも大切です。「百日咳菌」の感染によるこの病気についても知識を深めておきましょう。

 

夜、咳が止まらないことが多い!

子供が百日咳菌に感染すると、最短で5日程度、最長でも3週間以内に発症します。軽い咳から始まることが多く、鼻水や上気道炎、軽い発熱を伴うこともありますが、一般的に熱はないことの方が多いとされています。この段階では、風邪の症状と区別がつかないため、正確な診断は非常に困難です。

 

このような症状が1~2週間(カタル期)ほど継続した後、激しいけいれん性の咳が連続して起こる2~の4週間の「痙咳期」に入ります。「コンコンコン・・・」と10回以上も咳が止まらないことが特徴の1つ。長ければ30回も連続する場合もありますが、熱はないのも特徴です。

 

これほど継続すると、息が苦しくなって顔面が真っ赤に染まって行き、涙を流すことも。親として、見ていて可哀想になるくらいの激しい咳が続きます。咳の最後に深く息を吸い込むように発作が起こり、吹笛性の音を発することも特徴の1つです。このような咳嗽発作が連続して反復することを「レプリーゼ」と呼び、ミルクを吐いたり、食べたものを戻してしまうくらい辛いものです。

 
子供 熱はない
 
また、夜に咳が止まらないことが多いため、子供が全く眠れないということも珍しくありません。その後、症状が次第に軽快し、治るまでに2~3週間(回復期)を要します。発症から100日続くわけではありませんが、それでも約10週間は苦しめられることになります。

 

重症化すると?

百日咳が痙咳期に入ると、抗生剤を使用しても症状が軽快しないのが厄介です。重症化すると咳が止まらないどころか、「無呼吸発作」を起こします。息ができなくなって酸素が不足した状態を意味します。

 

とくに生後6ヶ月以内の赤ちゃんは重症化する傾向が強いため、発作が見られたら入院して集中的な治療が必要になります。合併症として、「無気肺」「気管支拡張症」「肺炎」「中耳炎」「脳出血」「脳症」「意識障害」「けいれん」などが考えられますので、場合によっては非常に危険な状態に陥ることが予想されます。

 
夜 咳が止まらない

子供の急な発熱・原因疾患と対処法
 
百日咳では、抗体の上昇を見る検査が必要ですが、結果がすぐに出ないため血液中の白血球数(通常時の約2~3倍)を確認して診断が下されます。

 

子供の咳を止める方法は?

本格的に咳の発作が始まると、抗生剤は他の人への感染を防ぐための効果しかありません。感染ルートは直接飛沫感染が主ですが、感染力は初期ほど強く4週以降はほとんど移ることはありません。

 

もし子供が発症して激しい咳に苦しむようなことがあれば、咳止めや鎮静剤などが必要になるかと思います。薬で咳を止めると細菌を排除するための「自己防衛機能」の妨げになるとされていますが、気管支や肺、脳へのダメージを考慮すると致し方なしといったところです。

 

1度罹ると、2度目の発症はまずありませんし、「ジフテリア」「破傷風」との三種混合ワクチンの予防接種で未然に防ぐこともできますので、母子手帳などでしっかり確認・管理しておくことも必要ですね。熱はないのに咳が長引くという場合は喘息発症の可能性もあるため、併せて注意して下さい。

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