体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

アキレス腱の痛みの原因と対処法は?ランニング障害に注意!

アキレス腱 痛み

アキレス腱の痛みの原因と対処法は?ランニング障害に注意!アキレス腱の腫れや痛みで悩んでいませんか?若い頃ではスポーツで足を酷使したり、ランニングなどで足に負担がかかってしまうことで痛みが生じたり、場合によっては「アキレス腱断裂」の危険性も無いとはいい切れません。また、中高年に入り、毎朝ジョギングをしたり、マラソン大会などによく参加されるアクティブな方は傷めてしまうことも。

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「アキレス腱炎」や「アキレス腱周囲炎」を発症していることが多く、日常生活にまで支障を来すこともありますので、もし痛みがあるようでしたら、整形外科を受診して適切な治療を受けたり、安静を保つことも必要になってきます。

 

そもそもアキレス腱の役割は?

アキレス腱は、下腿三頭筋である「腓腹筋」「ヒラメ筋」の末梢部を形成する部分で、このような「ふくらはぎの筋肉」と「踵骨(しょうこつ)後上部」を繋いでいる「人体中最も大きく強力な腱」といわれています。

 

「踵骨」とは、足のかかとに位置する比較的大きな骨で、アキレス腱と繋がっていることで足首を回したり、歩いたり、走ったり、ジャンプできる他、様々な複雑な動きを実現することができています。

 

アキレス腱という名前の由来は?

アキレス腱という名前は、「ギリシャ神話」において、トロヤ戦争で活躍した「勇者・アキレウス」に由来。人間の中では最強とうたわれた彼は、まだ赤子の時に母親の手で「冥界のステュックス川」に全身を浸され、「不死身の体」を手に入れました。

 

ただし、母親が掴んでいた足首だけは、その水に浸ることがなく、唯一、そして、最大の弱点となってしまいました。そして、この弱点を狙われ非業の死を遂げました。その後、ベルギー人によって「アキレス腱」と名付けられた腱は、「人間の弱点・急所」などの意味合いが強くなりました。

 
アキレス腱 痛み
 
しかし、この腱は前述したように「人体で最大最強の腱」です。多少のことで痛みなどの悲鳴を挙げるようなことはありません。それゆえ、一度痛みが現れると慢性化しやすく、炎症が長引いたり、断裂する事態に発展することもあるのです。

 

アキレス腱の痛みの原因とは?

痛みが出るには相当の負担や、普段かかることのない方向へ力が加わったりすることで、腱の内部が多少擦り切れたり、それが原因でアキレス腱自体に炎症が起きたり、周囲に炎症が広がったりすることで症状を訴えるようになります。

 

とくに、かかとのアキレス腱付着部の周囲に腫れや圧痛を感じることが多く、普通に歩いたり、階段を昇降したりする際に「軋轢音」を発生させることもあります。現在では、腱自体の炎症とその周囲の炎症を明確に区別することが難しいため、「アキレス腱周囲炎」と呼ばれ、中高年以降に増えているという傾向があります。

 
アキレス腱
 
また通常、関節と周囲の骨の隙間には袋状の「潤滑包」と呼ばれるものが存在し、潤滑油を配給するような役割を果たしています。この潤滑包が外部からの強い圧力を受けると炎症を起こしやすくなります。長年の暮らしの中で、足の骨にトゲのようなものが出っ張って来ることも珍しくありませんので、これが刺激を与え続ける原因となっていることも非常に多いです。

 

人間は年齢を重ねるごとに骨の変形異常が起こったり、筋力の低下や柔軟性も失われて行きます。歩き方の癖や合わない靴を履き続けていることも原因の1つになり得ます。とくに激しい動きを要求されるスポーツでは、部分的に小さな断裂を起こしていることが多く、そのまま放置して続けていると、最終的に完全な断裂を起こす可能性が高くなります。

 
アキレス腱 断裂
かかとの痛みの原因とは?
 

アキレス腱に痛みが出たときの対処法は?

完全に断裂しない限り、安静時に痛みが出ることは少ないです。しかし、歩いたり、軽く足首を回しただけでも痛みがある場合は炎症を起こしているサインですから、安静を心がける必要があります。

 

アキレス腱にできた細かい断裂による炎症は、体が温まってくると症状が和らぐ特徴があるため、放置してランニングなどを継続していると、慢性化したり、完全な断裂が起こる危険性が高まります。走ることが好きな人は、つい「大丈夫」といって運動を続けるタイプの人が多いため、家族が止めに入るなどの注意も必要です。

 
ランニング
 
ただ好きで走っている人ならまだ良いですが、市民参加型の本格的なマラソン大会などを目標として、日々練習を積んでいるという人はとくに要注意です。日々の生活の中で全く動かさないということは不可能ですが、靴の中にインソールを装着したり、靴自体を替えてみる必要はあるかと思います。

 

もちろん、整形外科医に相談した上で、アキレス腱にできるだけ負担がかからないような対処法を探ります。

 

インソールの注意点

アキレス腱周囲の炎症や腫れ、痛みがある場合、足首やくるぶし、かかとに負担がかからないようなインソールを作る必要があります。もちろん市販で購入することもできますが、その人の足の形や歩き方などにも癖があるため、自分専用のものを作ってもらう方がお勧めできます。

 
インソール
 
少しつま先の方に重心を持っていくと、アキレス腱が多少緩みますので、かかとを1cm程度上げるようなインソールが有効です。普段立っている時が腱が伸びた状態ですので、既存のインソールで調節しながら、新しいものの型どりを行います。

 

体重のかかり具合や歩く際に負担がかからないかを微妙に調節して、理想的なインソールを作って頂きましょう。上手に利用することで炎症も痛みも自然に引いて行き、また走れるようになりますので、無理に急がないように自重して下さいね。

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