体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

爪に入る縦筋と横筋の原因・デコボコなどの変形は危険信号?

爪 筋 縦 横

爪に入る縦筋と横筋の原因・デコボコなどの変形は危険信号?爪に縦や横の筋が入ると、「何らかの病気の表れではないか」と気になる人も多いかと思います。なかには、爪全体がデコボコと変形したり、割れやすくなるという症状が出る場合もあるため、あまり悠長に構えておくこともできません。

 

一般的に「爪は体調のバロメーター」と呼ばれており、皮膚の表面にある角質細胞が分化してできた爪は、皮膚病をはじめとする体の疾患の影響を受けやすいとされています。健康的な人の場合、淡いピンク色で艶もあり、爪半月(生え際の白い部分)もくっきり見えますが、縦筋や横筋などの溝ができたり、形に変形が見られる場合は要注意となります。

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爪の縦筋と横筋の原因

爪に縦の筋が入っても、そのほとんどが加齢によるもので、いわゆる「老化現象」の1つです。年齢に伴って誰にでもできるものであるため、あまり心配する必要はありません。縦に入った筋が黒く、徐々に広がりを見せるようであれば、「メラノーマ(悪性黒色腫)」という非常に悪性度の強い皮膚がんの一種を疑う必要も出てきますが、それ以外のケースではほぼ問題はないといえます。

 
爪 変形
 
一方、爪に横の筋が入った場合は、ストレスや過労の他、重大な病気によって爪が「栄養不足」を起こしているサインと考えられます。爪には代謝によって常に新しい細胞・組織が生まれ、手の指では成人で1日およそ0.01mm伸び、通常4~5ヶ月ですべて生え替わります。

 

ですから、爪の横筋が生え際に近い部分にあれば最近の体の不調を示し、先端の方にあれば数ヶ月前の不調を表しています。もし発見した際は、体や皮膚の病気のサインとして捉え、念のため体調に変化がないかチェックしたり、医師に相談することも大切です。

 

爪の変形は何故起こる?

爪の変形にはいくつかの種類があり、全身の疾患によって影響を受けるものに「爪甲剥離症」「さじ状爪」「ヒポクラテス爪」などがあります。足の指では「巻き爪」「陥入爪」などもよく見られ、それぞれに異なる原因があるため注意深く様子を見ておくことも重要です。

 

・爪甲剥離症
爪が先端部分から剥がれてくる現象が起こり、先半分が白く浮いたように見えることも。洗剤などの化学物質や、カンジダなどのカビに感染することで起こります。「炎症性角化症」「皮膚硬化症」「糖尿病」などに伴うこともあります。

 

・さじ状爪
爪の先端が反り返り、中心付近の平らな部分がスプーンのようにへこんだ状態です。手の指に現れることが多く、「鉄欠乏性貧血」の典型的症状とされています。また、指先に力が掛かる仕事をする人にも見られたり、全身性皮膚疾患の一症状として生じることも。

 
爪 筋 縦
 
・ヒポクラテス爪(時計ガラス爪)
爪の中央付近の平らな部分が盛り上がり、スプーンを伏せたように変形した状態です。悪化すると指先全体が肥大化し、「ばち状指」に移行します。主に「先天性の心疾患」「甲状腺機能亢進症」「肺疾患」などが原因となっていますが、「肺がん」「肺結核」「肺気腫」などをはじめとする肺疾患が約8割を占めています。

 

・巻き爪
爪の両端が皮膚に食い込むように変形するもので、足の親指によく見られます。食い込んだ部分の皮膚に細菌が侵入しやすく、感染して腫れやすくなったり、出血や痛みを伴います。先の細い靴による圧迫、深爪、肥満の人の体重負荷など、物理的な原因で起こります。

 

また、巻き爪によって炎症を起こした状態を「陥入爪」と呼びます。ビタミン欠乏をはじめ、関節リウマチ、糖尿病、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺気腫などの疾患の他、爪白癬と呼ばれる水虫が原因となって変形することも多いです。
 
爪 筋 横
足の爪が黒く変色したらメラノーマの疑いも!?

 

爪の周りの湿疹が原因で縦や横に筋が入ったりすることもありますが、変形が見られる場合は物理的圧迫だけでなく、体や皮膚の病気のサインである可能性も視野に入れ、皮膚科や内科、呼吸器科などで原因に応じた治療を行う必要に迫られます。また、正しいネイルケアに努めることも、巻き爪などを予防する意味でも大切です。

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