体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

産後2週間ほどで訳もなく涙が出るマタニティブルーの対策!

産後2週間ほどで訳もなく涙が出るマタニティブルーの対策!めでたく赤ちゃんが誕生し、これから「育児に大忙し」という時に、訳もなく涙がこぼれ落ちるような経験はありませんか?もしあるのでしたら、それは産後の女性によく現れる「マタニティブルー」の一症状です。他にも育児に不安を感じてクヨクヨしたり、イライラが募ったり、気分がひどく落ち込むこともよくあることです。

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あまりにも情緒不安定が目立つため、「自分の中で何が起こっているのだろう」と困惑する新米ママさんも多いといわれています。ただでさえ産後の体は疲弊しきっているのに、心までも疲れてくると「自然に涙があふれて止まらない」などの現象が現れやすくなります。

 

赤ちゃん誕生から2週間ほど経過した頃に多く見られるマタニティブルー。その原因と対策についてご紹介します。

 

産後に涙がこぼれたり、イライラする原因は?

マタニティブルーと呼ばれる気分の変調は、「これから育児を続けて行かなけれならない」といった単純な不安だけが原因ではありません。涙が出たり、イライラするなどの情緒不安的は、女性特有の体のメカニズムが深く関与しています。

 

基本的に男性でも女性でも、気分の変調に関係しているのが、脳内の神経伝達物質である「セロトニン」です。この物質は精神を安定させる働きがあるため、分泌量が多ければ気分は安定し、分泌量が減ってしまえば不安や焦燥感などが増え、心が不安的になります。

 
産後 涙 原因
 
産後の女性の場合、脳内のセロトニンが急激に減ってしまうため、ほとんどの人が一時的に情緒不安定になります。というのも、女性モルモンのエステロゲン(卵胞ホルモン)には、セロトニンの分泌を促したり、取り込み口となる受容体を増やす性質があるため、出産と同時にエステロゲンの分泌量が一気に減ってしまう現象は、すなわちセロトニンの分泌量を急激に減らすことに繋がるのです。

 

セロトニンとエステロゲンの関連性は、産後の女性のみならず、「月経前症候群(PMS)」で訳もなく気分が落ち込んだり、更年期障害の1つに「うつ症状」などが見られることでも明らかです。

 
涙 原因
 

マタニティブルーは自然に治るの?

女性ホルモンの最も大きな変動の波は、妊娠中から出産後に見られます。しかし、これはあくまでも一時的なものなので、気分の変調も産後2週間くらいで始まったとしても、その後3週間も経てば自分でも気づかないうちに自然に治ることがほとんどです。

 

ただし、育児ストレスがたまったり、心や体の疲労が抜けない場合は、「産後うつ」に移行することもまれにあります。もし「気分の落ち込み」「不安感」「焦燥感」などが長続きするようであれば、産婦人科の先生に相談することが大切です。最悪、何をするにも気力も湧かず、育児放棄してしまうことも珍しくありません。

 
情緒不安定
産後うつの症状と対策は?
 
症状の重さもマタニティブルーの比ではありませんので、ここだけは警戒しておく必要があります。毎日のように涙がこぼれ落ちたり、イライラが激しいという女性の場合は、注意しておきましょう。

 

セロトニンの分泌量を増やすには?

精神安定作用のあるセロトニンを増やすには、まず規則正しい生活をすることが大切です。朝起きたら日光を浴び、三度の食事をきちんととり、適度な運動を行うなどのごく普通の生活リズムが何よりも大切です。赤ちゃんのお世話でゆっくり眠る時間もない時期ですが、家族の協力を得ながら、なるべく実践していきましょう。

 

また、必須アミノ酸である「トリプトファン」はセロトニンの原料になるといわれています。牛乳や大豆製品、バナナ、ナッツ類などに多く含まれているので、意識的に少し摂取量を上げつつ、バランスの良い食生活を心がけることも大切ですね。

 
マタニティブルー
 

産後に涙が出やすい性格もある!

産後うつなどを回避するためにも、まず「完璧主義」を意識的に緩めて下さい。体調もまだ戻っていない時期に、育児や家事を完璧にこなすのは不可能です。出産という大仕事が終わり、心も体も疲弊しているのに「がんばり屋さん」「いい妻」「いい嫁」になる必要はありません。

 

とくに普段から真面目で几帳面な性格の人は、「子育て」にも自分なりのルールを設定し、頑なにそれを守ろうと必死にがんばる傾向があります。もし今、涙が出やすくなっていると実感しているのであれば、必ず息抜きの時間を作るようにして下さい。

 
産後 涙 イライラ
 
そして、パパにも家事や育児をどんどんお願いしましょう。パパは子育ての協力者ではなく、「当事者」であることを女性自身も認識しておくことが大切です。また、どこの自治体でも育児相談や託児サービスなどの支援施設があるはずです。赤ちゃんを預ける人が周囲にいない場合は、積極的に利用するようにして、たまには思いっきり羽を伸ばして下さい。

 

心と体の両方が普段の状態に戻るまでは「健康」とは呼べませんし、どちらかがパンクする前に対策を考えておきましょう。

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