体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

てんかん発作の原因!きっかけと考えられている誘因とは?

てんかん 発作 原因

てんかん発作の原因!きっかけと考えられている誘因とは?突然、痙攣(けいれん)を起こしたり、意識を失うなどの発作が見られる「てんかん」という病気をご存知でしょうか。とくに乳児期や幼児期の発症率が高いため、子育て世代のママさんなどはよく耳にする病名ではないでしょうか。ただし、発症に関する原因については、まだまだ解明されていない部分も多く、なかには誤った知識を持たれている人も多いというのが現状です。

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てんかんという病気は、大脳の神経細胞が過剰に興奮することで、様々なタイプの発作を引き起こします。タイプ別に分類すると非常に種類が多いため、すべてを紹介するわけにはいきませんが、主な原因に加え、きっかけとなる誘因についても知識を深めておきましょう。

てんかん発作が起こるメカニズム

人間の脳で最も大きい部分を「大脳」と呼んでいます。ここは、私たちが日常生活を送る上で必要な情報をキャッチしたり、熟慮したり、運動の命令を送るという機能を持つ、いわば「司令室」のような存在です。そして、大脳の活動のもとになる情報を電気信号によって伝達する働きをしているのが「神経細胞」です。筋繊維に働きかける「運動細胞」や光などの刺激に反応する「感覚細胞」なども含まれます。

 
神経細胞
 
通常、神経細胞は電気信号によってオン・オフを切り替えながら働いており、その時々で不必要な部分の神経細胞のスイッチはオフになっています。しかし、てんかんの発作がある時は、必要・不必要にかかわらず、全ての神経細胞が一斉にオンの状態になるため、体に痙攣が起こったり失神するなどの急激な発作が起こります。ですから、この病気は大脳の神経細胞の異常が原因で引き起こされると考えられています。

 

脳波の検査をすると、特徴のある異常を示すことが多く、CTやMRIといった画像診断でも何らかの異常が発見される場合もあります。ただし、どんなに脳波検査や画像診断で異常が見つかっても、全く発作が起こらないものは、てんかんという診断には至りません。日本では、すでに人口の1%近くの人が発症しているとされ、想像より多いという印象を受けます。

 
大脳 MRI
 

てんかん発症の原因とは?

てんかん発症の原因は未だに全てが解明されているわけではありません。わかっているのは、「先天性の脳奇形」「脳炎」「脳血管障害」「ケガ」などによる患者さんの3分の1程度で、残りの3分の2ははっきりしていません。先天性の脳奇形には「皮質形成異常」などがありますが、小児期から「知的発達の遅れ」が確認されることも珍しくありません。

 
てんかん 発作 誘因
 
脳炎や脳血管障害、ケガが原因の場合は、自らの体にアクシデントを経験しているため、自覚しやすいとされています。高齢者の方では、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害の後遺症としててんかんを発症することがあります。頭部にケガをした場合は、転んでたんこぶができた程度のものではなく、脳挫傷などの重症を負った場合に発作が現れることがあります。

 

また、誤解を受けやすい点としては、「過労」「精神的ストレス」「遺伝」が関与しているのではないかと噂されますが、因果関係はありません。てんかん発作が起こるのは、あくまでも大脳の神経細胞の異常であるため、精神的なものや疲労などが直接影響することはありません。

 

遺伝についても関連性は低く、偶然家族内や兄弟などに見られる程度と考えられています。さらに、子供の病気というイメージがあるようですが、もちろん思春期や大人、高齢者にも見られます。

 
てんかん きっかけ
熱性けいれんの原因と対処・てんかんに移行する場合も!
 

てんかん発作の誘因とは?

既に発症している場合、発作のきっかけとなる誘因として、飲酒、疲労、睡眠不足、月経、精神的ストレス、運動などが挙げられます。音や光の刺激、興奮、驚き、体の接触などでも誘発されることがあります。

 

ただし、これといった前兆もなく突然襲ってくるという場合がほとんどなので、きっかけを追究したところであまり意味を持ちません。というのも、誘因のひとつひとつを避けるようにすると、日常生活が成り立たなくなることに繋がるからです。

 
子供 大人
 
その他、緊張しているシーンではなりを潜め、リラックスした状態の時に発作が起こることが多いともいわれています。てんかんを発症すると治療期間も長くなることが多いため、できるだけ規則正しい生活、普段通りの生活を送り、治療薬や予防薬をきちんと服用することが大切です。

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