喉が詰まる感じの原因はストレスによる咽喉頭異常感症かも?
喉が詰まる感じがして息苦しい思いをしているのに、これといった原因がわからないという人が最近増えています。つばを飲み込む時に違和感があったり、何もしていなくても常に気になったりすることもあるかと思います。それは心にのしかかった過度のストレスが原因で起こる「咽喉頭異常感症」かもしれません。
また、うつ病などにも見られる症状の1つで、女性の場合は更年期障害としても現れる症状です。もちろんストレスだけが原因ではなく、喉頭がんなどの悪性腫瘍の場合もあるため、耳鼻咽喉科などでしっかり検査を受けておく必要があります。もし詳しい検査をしたにもかかわらず、腫瘍や炎症などが認められない場合は、咽喉頭異常感症を疑ってみて下さい。
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目次
咽喉頭異常感症の症状
喉が締め付けられる、何か球状のものが詰まっている感じがする、喉仏のあたりがむずむすして不快感がある、つばを飲み込む時に引っ掛かりを感じるなど、人によって多少症状に違いがありますが、球症状といって飴玉やビー玉、ピンポン玉などが喉の奥に引っかかっているような錯覚を受ける人が非常に多いです。
実際に喉の筋肉が萎縮して息苦しさを覚える人はいますが、腫瘍でもない限り球状のものが引っかかるようなことはまずありえませんので、心理的なストレスがそれほど喉の症状として現れやすいという証拠でもあります。
喉が詰まる感じがするのはいつから?
咽喉頭異常感症はストレスによって起こりますが、風邪をひいた後や喉の病気をした後などに起こることがあります。風邪によって喉頭炎を起こし声がしばらくかすれていた場合などは、完治した後もずっと違和感が続く場合もあります。
また、がん不安によって発症することもあります。家族が喉頭がんや食道がんなどを患った際に「自分も患うのではないか」という不安が募り、喉に違和感が現れることも多いとされています。テレビで喉の手術などのシーンを見た後になんとなく気になり出す人もいます。
ストレスに関しても、今は精神的に不安や緊張がなくても、仕事などで以前心労を重ねた時期があったという場合には、原因となっている可能性があります。
喉が詰まる感じは仮面うつ病の可能性も
仮面うつ病とは、うつ特有の心の不調よりも身体的な症状が前面に出てきているため、自分でも病気の存在に気づかないという状態です。心の闇が仮面(身体的症状)で覆い隠されているという意味の呼称ですが、確かにうつ症状が認めらえる場合に使われる表現です。
手足のしびれ、食欲低下、発汗、便秘、月経不順、不眠、のぼせ、ほてり、口が渇くなど体の不調が現れますが、その中の1つとして喉が詰まる感じを訴える人がいます。喉に何らかの違和感を感じている場合、基本的に副交感神経が緊張していることが原因として挙げられますので、自律神経失調症やうつ病などを発症していないかどうかを探るために、心療内科などを受診してみるのも良いかと思われます。
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