体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

目がゴロゴロする原因はドライアイの可能性も!?

目がゴロゴロする原因はドライアイの可能性も!?目がゴロゴロする原因として「ドライアイ(乾き目)」が挙げられます。これは、涙の分泌量が減ってしまったり、涙の量は十分でもその質が低下することにより、目の表面が乾燥してしまう状態をいいます。私たちの目の表面は常に涙の薄い膜で覆われていますが、ドライアイになると「目の表面に涙がのらない状態」になり、異物感や充血など様々な不快な症状を引き起こします。

 

涙の役割には「目の乾燥を防ぐ」「小さなゴミやホコリ、細菌などを洗い流す」「目に必要な酸素や栄養を供給する」などがありますが、ドライアイになると乾燥を招くだけでなく、目の表面が傷ついたり、そこから細菌の感染を許してしまい角膜などに炎症を起こすリスクも高くなります。

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今では、パソコンやスマートフォンの普及など、目を酷使する環境が整っていると同時に、コンタクトレンズの使用や冷房の風によって目が乾きやすくなっていますので、しっかりと対策を考える必要があります。

 

目次

ドライアイの症状

ドライアイになると、本来涙の保護膜によって守られるはずの角膜が乾燥したり、荒れてしまいうことで、様々な不快な症状が現れます。目の乾きの他に、「目がゴロゴロするような異物感」「目の痛み・充血」「疲れ目」「目が重くてショボショボする」「まぶしい」「目を開けているのが辛くなる」などが代表的な症状です。

 

はじめのうちは目がゴロゴロしたり、ショボショボしたりするなどの不快感程度ですが、小さなホコリや細菌などを洗い流せない状態なので、違和感を感じたら早めに眼科医に相談することが重要です。また、ドライアイでは逆に涙の量が増えることもあります。乾燥して目が過敏な状態になると、冷たい風などのちょっとした刺激によって反射的に涙が出やすくなることがあります。

 
目がゴロゴロする 原因
目の奥の痛み、頭痛、吐き気、肩こりは眼精疲労の症状!?
 

目がゴロゴロすると感じたら

目に不快感や異物感を感じた場合、自分でできるドライアイ対策も必要です。例えば、読書やパソコン作業の間に意識的にまばたきの量を増やすことで、涙の供給量を増やすことができます。パソコンのディスプレイは視線がやや下向きになるよう配置します。

 

上向きの目線は必要以上に目を開く必要があるため、乾燥しやすくなっています。照明や太陽光が映り込むと目にかかる負担も大きくなるため、併せて注意が必要です。エアコンの風も乾燥の原因を作るため、目に直接当たらないように配慮します。冬場は加湿器を利用するのも良いですね。

 

また、コンタクトレンズを使用している人は、まばたきをしても涙で目を潤すことが難しく、涙の蒸発も増えてしまいます。保湿型の毎日交換タイプのソフトコンタクトがお勧めです。その他、目に負担がかかる作業の前には、防腐剤の入っていない目薬を予防的に使用するなどの対策も必要ですね。

 
目がゴロゴロする ドライアイ
 
涙が出にくくなる原因として、「結膜炎」や唾液などの分泌量も減ってしまう「シェーグレン症候群」など他の病気の可能性もあります。また、まぶたの縁にあって油分を分泌しているマイボーム腺が、化粧品などで詰まってしまうこともあります。いずれにしても、目がゴロゴロするという症状が長続きする場合は、眼科で「BUT検査」「染色検査」「シルマー検査」などを受けてみて下さい。

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