だるい、疲れやすいと感じたら、全身性エリテマトーデスも!
Sponsored Link
目次
「だるい・疲れやすい」は初期症状!
十分な睡眠や規則正しい生活をしているにもかかわらず、体がだるかったり、疲れやすかったりする場合、他にも異常がないかチェックしてください。血液検査をすると、白血球やリンパ球が減少していることもあります。皮膚や筋肉が犯されると、体に赤い斑点が出たり、関節リウマチのような症状が出てきます。肺や心臓の場合、不整脈や呼吸困難の他、心拍数が異常に多かったりします。腹痛、嘔吐、下痢などの消化器症状を伴ったり、軽い腹痛や下痢などの消化器症状も目立ちます。女性の場合、妊娠中に症状が出て、流産などの原因にもなり得ます。目の網膜に炎症が起こると、早期に失明する危険性のある病気なので、とくに要注意とされています。「だるい、疲れやすい」という感じが長続きするようなら、安易に考えるべきではありません。
全身性エリテマトーデスの原因とは?
この病気の原因はすべて解明されている訳ではありませんが、遺伝的素因と環境的素因が絡み合って発症すると考えられています。自己免疫は、本来体の外から侵入する細菌や異物を排除するための機能が、自分の体内の組織や臓器などを攻撃するもので、自分を護るために作られる抗体が、なぜ自分の体を攻撃するかという理由は未だにはっきりしていません。ただし、遺伝的素因がない女性などが患うことはほとんどありませんので、生まれつき持っている遺伝子が深く関与しているものと見られます。
だるい・疲れやすいと感じたら!?
だるい、疲れやすいと感じたら、この病気に特徴的な下記の症状がないか、チェックしてみてください。まず、頭皮、顔面、耳、背中、腕などに「円盤状の紅斑」ができて、かさぶたのようになることがあります。また、頬のみに紅斑が現れるケースもあります。口や鼻に潰瘍ができやすいため、「口内炎」ができやすくなっています。関節に腫れや圧痛を感じることもありますが、リウマチのように変形することはありません。原因不明のけいれん発作が起こることも珍しくありません。もし疑わしい症状を感じている場合は、心電図で胸膜炎や心膜炎が起こっていないかを確認する必要があるでしょう。
いずれにせよ、血液検査を受けることで、「抗核抗体(細胞の核となる部分を攻撃する抗体)」やリンパ球、白血球の減少などを確認することが可能です。治療後の予後は比較的良好とされていますので、早期発見を目指しましょう。だるかったり、疲れやすいということは日頃よくあることですが、それが長続きするようなら病気を疑う必要もありますね。
Sponsored Link