まぶたがピクピクする原因はストレス性の眼瞼ミオキミア!?
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目次
片方のまぶたがピクピクする原因は?
眼瞼ミオキミアの原因については、全てが解明されているわけではありませんが、目の周りの眼輪筋が疲労して筋肉内の代謝に乱れが生じ、勝手に収縮を繰り返すものと考えられています。また、筋肉のむくみや凝りなどが抹消神経を圧迫して、神経を走る情報に乱れが生じている可能性も指摘されています。
症状の出方が「片方の上もしくは下のまぶたがピクピクするだけ」で、他に何ら異常が見当たらないため、大抵の人はそのまま放置することがほとんどですが、初めて経験される方は心配になって医療機関を受診することも多いといわれています。
この病気では、症状が悪化することはありませんし、2~3日続いた後に消えたり、再び現れたりしますが、顔面のその他の部位がけいれんを起こしていない場合は、全く心配する必要はありません。
テクノストレスに要注意!
長時間パソコン作業に追われたりすると、目の疲労がピークに達し、ものが霞んで見えるような症状が1週間~10日ほど続く場合があります。とくに40代の人の場合、「老眼が始まった」と錯覚しやすいですが、これは、目の水晶体の厚さを調節している「毛様体」という筋肉が疲労して、一時的にピント調節の機能が失われているだけです。
パソコン、スマホなどのデジタル機器によるテクノストレスは疲れ目の原因となるだけでなく、眼輪筋などの血流の悪化にも繋がっています。まぶたがピクピクする程度では問題ありませんが、ドライアイや近視、眼精疲労などを誘発する可能性も大いにあるため、休憩を十分にとったり、遠くの景色をしばらく眺めるなどの対策も必要です。
また、疲れ目には身体的ストレスだけでなく、心理的ストレスも関与していることを認識しておきましょう。
早く解消したい時は?
とくに接客業の方などは、1日中まぶたがピクピクするのは厄介ですね。そこで、筋肉疲労を解消するために、入浴したり、目の周りを暖める「ホットアイマスク」などが有効です。血管が広がって血流が良くなった状態では、まぶたのピクピクも消えていることが多いです。
飲酒によって改善される場合もありますが、あまりお勧めはできませんので、ビタミンB1などを服用して筋肉の代謝を高めると、早めの解消が期待できます。ご家庭にビタミン剤などがあれば、寝る前と朝出かける前に飲んでみるのも良いでしょう。
症状が似ている他の病気も!
まぶたがピクピクする際は、鏡で一度よく観察してみましょう。下のまぶただけだと思っていたものが、上にも僅かなけいれんが起こっていたり、その逆も考えられることです。これは「片側顔面けいれん」という病気の初期症状かもしれません。
進行すると口元や頬がピクピク動いたり、一定時間目をつぶったままの状態に陥ることもある病気です。最初は眼輪筋の収縮から始まりますが、口の周りの「口輪筋」にも及んで、治療が必要になってきます。
また、「両側性眼瞼けいれん」という病気では、外輪筋の動きをコントロールできなくなり、自由にまぶたを開閉できなくなったり、強いまばたきが増えてしまうといった症状が現れます。目を開けているのがつらくなるような状態に陥りますが、原因不明とされています。
「チック」と呼ばれる、顔の様々な筋肉が不規則にピクッと動く病気もあるため、自己鑑別もある程度必要になります。
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