めまい・ふらつきの原因はパニック障害の症状!?
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目次
めまい・ふらつきは自律神経症状!?
パニック障害のめまい、ふらつきは「心因性」の症状であるため、もちろん耳鼻咽喉科で詳しい検査を受けても内耳や中耳などに異常は認められません。また、脳神経外科でMRIなどの画像検査を受けても、とくに原因らしきものは見当たりません。この病気の発作は通常30以内に治まることがほとんどですが、治まるまでの間に自律神経の1つである「交感神経」が異常に興奮した状態だと考えられています。呼吸が荒くなって息苦しさを覚えたり、脂汗や冷や汗が大量に出たり、心拍数が高くなるなどの特有の症状が見られるからです。めまいやふらつきに関しても交感神経の昂ぶりが影響していると見られ、過剰なストレスに左右されやすい自律神経系の症状が出やすいという特徴を持っているようです。
めまい・ふらつきの原因は前庭神経炎かも!?
病院は心療内科や精神科へ!
耳や脳に障害がなく、自律神経系の症状が出やすいとなると、心療内科か精神科で診断・治療を行うのがベストです。現在ではSSRI、抗不安薬、抗うつ薬などによる薬物療法が主流となっており、パニック障害の改善には欠かせない存在となっているようです。めまいやふらつきはパニック障害以外の神経症にもよく見られ、例えば、全般性不安障害、強迫性障害、恐怖症(高所・閉所・対人)、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などでも過呼吸などとともに現れやすくなっています。どの神経症にしても、心の病が激しい自律神経症状を招くため、いかに不安や緊張を和らげ、解消することができるかが鍵となります。また、予期不安を抱えている限り、パニック発作を起こした状況を避ける傾向が強いため、徐々に行動範囲が狭くなってしまうのも問題点です。心療内科や精神科の先生とともに、家族の支えも必要ですね。
生活習慣の改善も必須!
めまいやふらつき、動悸、息切れをはじめとするパニック発作は、疲労やストレスがたまっていたり、睡眠不足の時に起こりやすいという特徴もあります。今では、テレビゲームやインターネットの普及により、若い世代では昼夜が逆転している人も多く、交感神経と副交感神経のバランスが著しく乱れやすい時代ともいえます。また、社会に出ると相次ぐストレスによって押し潰されそうな世の中です。心身のストレスを上手にコントロールするには、自律神経を極力乱さないような生活習慣に改善する努力も必要ですね。
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