体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

乳がんのしこりの特徴は?位置や大きさ、硬さや痛みは?

乳がんのしこりの特徴は?位置や大きさ、硬さや痛みは?女性の皆さんは、「乳がん」のしこりの特徴をご存知でしょうか?できやすい位置や大きさ、硬さ、痛みに至るまで、経験された人でないとなかなか知る機会も少ないのではないでしょうか。今や女性のがんの中で最も多く、死亡者数も5位に付けている怖い病気です。乳房にできるしこりは80%以上が良性とされていますが、乳がんの場合の特徴を理解しておくことは非常に大切なことです。マンモグラフィによる検査も欠かせませんが、常にセルフチェックすることは早期発見をする上でも非常に重要な役割を果たすものです。元々この病気の根底には、女性ホルモンであるエステロゲン(卵胞ホルモン)が強く影響していますが、妊娠や授乳期間中はその分泌が低下するため、逆に結婚や出産を経験しない女性が増えている今、増加の一途をたどっています。さらに食の欧米化によって動物性脂肪を摂る機会が増え、1980年代から罹患率はずっと上昇し続けています。ですから、乳房にできるしこりの位置や大きさ、硬さなどの特徴を理解しておくことは、女性ならば命を守るための必須事項ともいえます。

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乳がんのしこりの主な特徴は?

多くの女性がご存知のように、この病気の主な特徴は乳房にできるしこりです。ただし、「乳腺繊維腺腫」「乳腺症」「葉状腫瘍」といった良性のもので、よく似た腫瘍を作る病気もあります。また、「乳腺炎」といって、乳頭から細菌が入り込んで乳房が腫れるものも存在しますので、あくまでも最終的判断は医師による鑑別が必要です。自己判断はしないで頂きたいと思います。乳がんのしこりの感触については、乳房に触れてみると多少弾力性があり、「消しゴムのような硬さ」と表現されます。通常は多少動くことが予想されますが、胸筋や肋骨との癒着がある場合は固定されたように感じます。痛みを感じることも稀にあるとの報告がありますが、月経前の胸の張りや痛み、もしくは、生理不順によるものとの区別は月経周期などを参考に判断します。また、片方の乳頭から血液が混ざったような分泌液が出ていれば、腫瘍による出血が考えられます。しこりを一切感じなくても「超早期がん」という場合もあることを認識しておきましょう。
 
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乳がんができやすい位置は?

片方の乳房を「乳輪部」「内側上部」「内側下部」「外側上部」「外側下部」と5分割して見て行くと、最も多く発生するのが「外側上部」で、約50%程もあります。つまり脇に近い部分に一番しこりができやすいといえます。次に多いのが「内側上部」で約30%、「外側下部」が約16%、「内側下部」が約9%とされています。乳輪部も9%程ですので、意外と乳がんは乳頭部には少ないといえます。ただし、乳頭にただれができている場合は油断は禁物です。また、乳房にえくぼ状の凹みがあったり、ひきつった感じがあったり、赤く腫れている場合は乳がんの可能性が否定できないため、専門医に相談すべきです。また、乳房の組織には「石灰化」という病変も起こります。何らかの原因でカルシウムが小さな塊を作るもので、それが乳腺に沈着する場合があります。ミルクのような液体の溜まりであることも多いですが、これらは良性のものです。しかし、乳管(母乳が通る道)にできたがんの中心が古くなって石灰化する場合もありますので、詳しい検査が必要になります。

 

乳がんのしこりの大きさは?

ステージ(病期)でいえば、0期の場合しこりは非常に小さく、自分で感じることはありません。この場合、がんが乳腺にとどまっている「非浸潤がん」で、いわゆる「早期」と呼ばれる段階です。Ⅰ期では、大きさが2cm以下で、リンパ節転移などもない状態です。Ⅱ期に入ると、5cm未満までの大きさのものが見られ、脇の下のリンパ節に転移が見られると次の段階に近づいていることになります。Ⅲ期に入ると、5cm以上の大きさに成長したしこりも見られ、鎖骨の上下のリンパ節に転移している可能性もあります。Ⅳ期になると遠くの臓器への遠隔転移が認められますので、手術で取り除くのも非常に困難となり、薬物治療や放射線治療が基本とされ、その結果によって手術ということもあります。

 

ただし、乳がんの場合、「サブタイプ」や「悪性度」と呼ばれる性質の違いやその種類も非常に豊富です。年齢やライフスタイル、個人の希望によっても治療方針が変わってくるといわれていますので、発症したとしても必ずしも絶望的にならないよう、主治医にしっかり説明を求めたり、時にはセカンドオピニオンなども必要となってくるでしょう。以上、簡単に特徴をまとめましたが、あくまでも自己判断で決めつけないようご注意下さい。

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