体の至る所に起こる様々な症状についてわかりやすく説明します。

足がつる「こむら返り」の原因は重い病気の可能性も!

足がつる こむら返り

足がつる「こむら返り」の原因は重い病気の可能性も!激しい運動をした時や、夜寝ている時に「足がつる」といった経験はありませんか?ふくらはぎの筋肉(下脚三頭筋)が突如、不随意性のけいれんを起こし、激痛となって襲って来ます。俗に「こむら返り」と呼ばれる症状ですが、正式名称は「腓腹筋けいれん」といい、その原因はあまり心配の要らないものや、重い病気が関与している場合もあります。

 

代謝異常、ビタミン不足、ホルモンバランスの乱れ、血行不良などでも起こりますが、健康的な人でも汗をかいて電解質が不足したり、逆に肝硬変や糖尿病などの重い病気の人でも電解質のバランスが崩れやすく、こむら返りを起こしやすい原因となっています。

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なぜ足がつるのか、そのメカニズムはまだ全てが解明されているわけではありませんが、まれに危険なケースもあるため、頻発するようであれば専門医に相談してみましょう。

 

こむら返りの原因・心配のないもの

運動不足の人が急に運動した際、または、その日の夜寝ている間に突然足がつって痛みが出ることも。普段使わない筋肉を使うことで不随意性のけいれんが起こります。けいれんという言葉は普段よく耳にしますが、自分の意志とは無関係に勝手に筋肉が収縮するため、「不随意運動」と呼ばれています。

 

毎日、長時間ダッシュやジャンプを繰り返すような激しいスポーツをしている人でも足がつるのはよくあることなので、まず心配する必要はありません。夏場はとくに汗をかきやすく、水分と一緒に電解質(カルシウム、カリウム、マグネシウム、ナトリウムなど)が失われることが原因となったり、激しい運動による血糖値の低下などでも起こりやすくなっています。

 

また、体重が急激に増えた人や、骨盤の緩みが見られる「妊娠後期の女性」なども、足に負担がかかり、こむら返りが比較的多くなります。もともと女性はホルモンバランスが乱れやすく、閉経期に「エステロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が減少すると、それを補おうと骨からカルシウムが流れ出て、頻繁に足がつるケースもあります。

 
こむら返り
 

こむら返りの原因・危険なケースも!

まず、女性の場合は閉経期のカルシウム不足で「骨粗鬆症」を招くことも。足がつる程度ならまだ良い方ですが、骨がスカスカになって骨折しやすくなったり、背中や腰の痛みが続くことも心配されます。
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また、「バセドウ病」などの甲状腺機能亢進症などもありますが、糖尿病や肝硬変はさらに危険です。いずれも代謝異常が起こりやすく、電解質のバランスが保てなくなります。肝硬変の患者さんにはこむら返りが多いのですが、肝機能が著しく低下すると十分な栄養を摂ることも難しくなってしまいます。

 

そのため、足がつるなどのつらい症状の緩和として、漢方薬や分岐鎖アミノ酸(BCAA)などが使用されています。もちろん、QOL(生活の質)の低下は避けられません。

 
足がつる 肝硬変
 

予防や改善方法は?

こむら返りが起きたら、手で足のつま先を持って手前にゆっくり引くようにすると治ります。その後の痛みが引かない場合は、入浴の際にお風呂に浸かりながらふくらはぎをマッサージします。また、運動する際は水分補給とともに糖分の補給も忘れずに。

 

夜間頻尿を気にするあまり、夜寝る前に水分を抑えすぎると突然の激痛に見舞われることも。就寝前には適度に水分を補給して下さい。一般的に、こむら返りは「カルシウム不足のサイン」と考えられていますので、牛乳や小魚などでしっかり補うことも大切です。とくに閉経期の女性は多めに頂きましょう。
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日頃からウォーキングなどの適度な運動を取り入れると、おのずと足がつることも少なくなりますね。ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、血液循環には欠かせない「ポンプ機能」を担っています。適度に筋肉を鍛えてあげると、血液を心臓に戻すための下肢静脈の働きを助けるだけでなく、全身の血行促進に繋がります。

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